<過去の旅 8>
■ 鬱になった本当の理由 ■
私は○○○○というディスカウントショップで働いていました。
入社当日、副店長とパートさんが嬌声をあげながら遊んでいました。
その瞬間駄目だと思いましたが、せっかく近くの会社だから・・・と勤めることにしました。
これが第一の誤算だったようです。
取り合えずレジの仕事を教えてもらったのですが、誰も仕事をしない売り場だったんです。
当然商品はほこりまみれ・・・。
売れる訳ないんですよね。
レジの合間にホコリを取ったり、中古CDの販売用の加工とかしていました。
でも、真面目に仕事する私を周りは面白く思わなかったみたい。
いつの間にかハプにされていました。
唯一の救いは、事務の人が真面目な人で、仲良くなって、お昼も一緒に食べられた事ですが・・・。
そんなある日、私の元に小さなUFOキャッチャーを社長が持ってきました。
「これをGREENに預けるから、好きにやってみろ」と言われました。
私は、汚いUFOキャッチャーを綺麗にして、景品を並べ、しょっちゅう見に行って景品補充したり、お客さんに話しかけたりしました。
その効果が実って、売上げが月5000円位だったのが、5万位に増えていました。
そこで、気を良くした社長は、私にUFOキャッチャー数台を預け、他の支店にも置いて、私が総括として面倒を見ることになりました。
自分のUFOキャッチャー、景品発表会。
支店のUFOキャッチャーと、必死で面倒見ました。
どんどん私の店のUFOキャッチャーが増えて、お店の半分を占めても、歯を食いしばって頑張りました。
でも、お店の人が景品を盗むんです。
倉庫にいれておいた景品がなくなる。
UFOキャッチャーに入れて置いた景品がなくなる。
それらが裏に飾ってある。
「どういうことか」と問い詰めましたが、皆「知らな〜い」といい、景品の数が合わないたびにうるさく言う私に嫌がらせをするようになりました。
当時、机がなくて、景品倉庫の棚を机にして、電話だけ引いてもらっていたのですが、朝来ると、文房具類が投げられている。
水がぶっかけられている。
それらを歯を食いしばって私は机の整理をして仕事をしていました。
じきに、スーパーハウスを1棟貰って、そこを事務所にする事になりましたが・・・。
売上げは確実に伸びました。お店をディスカウントショップからマンガ喫茶&UFOキャッチャーに改装する頃には、UFOキャッチャーだけで月、100万稼いでいました。
ううん。もっとだ。
だって、全支店合わせて年商1億行きましたもの・・・。
社長の機嫌は最高です。
でも、私は少ない人手と、盗人を匿う店長にイライラしていました。
しかも、私、マンガ喫茶も見ていたんです。
パソコンの修理や、お客さんの問いかけに、アルバイトは分からず、店長も分からず、私しかいなかった。
そして、コミックスの注文も一番詳しいのが私だった。
支店のコミックスのチェックもして、趣味に走っていないか。無駄なものは買っていないか。買い逃しはないか。全部チェックしたものです。
それに、ジャンル別になっていた私のいた店のコミックを出版社別、あいうえお順に並び替えたのも私です。
1人で32000冊こつこつと入れ替えました。
1週間ほとんど寝ずにそれにかけました。
そこまで会社に入れ込んだ私に、何度言っても店長は、「彼らはそんなことをする人じゃない」「じゃあ、そこの景品はなに?」「たまたま取れたんだろう」違う。私は説明しました。
2日間休みの間に絶対景品を取ると思って、プレミアの高い景品を下に、その上に3層位他の景品を並べました。
他の景品は取られていませんでした。
そして、お金は300円しか入っていませんでした。
「UFOキャッチャーが景品掻き分けて欲しいの取ったら戻してくれるっていうの?」私は店長に食ってかかりました。
店長の答えは「そうだよ」でした。
本当にイライラさせられたものです。
そんな中、今の店長を廃止して、私を店長にすれば店が浄化出来ると考えた社長がいました。
私は断ったのですが、社長はそのつもりでいるみたいでした。
ある日、すごい大量の景品が届き、私一人で各支店に分配作業を行っていました。
カウンターには4人のアルバイトが暇そうにしゃべっています。
店長はそれを見て何も言いません。
とうとうぶちぎれた私は、全部一人で片付けて、1週間留守にしても大丈夫な量の景品を詰め込み、休暇願いを出しました。
店長には、「1週間いなくても大丈夫なようにしてあります」と言って・・・・。
そして1週間後、やっと気持ちの落ち着いた私を待っていたのは、社長からの呼び出しでした。
何だろうと行ってみると、「1週間も無断で欠勤した君を呆れたよ。いままでの功績は全部なしだ。君は普通のパートとして扱う」と言われました。
私は、店長に休暇届を出した事を言いました。
でも、店長が止めていたんです。私の休暇届・・・。そして、無断欠勤していると社長に報告されました。
UFOキャッチャーの世界に未練はあったけれど、とてもこんな会社いられない。と思い、その場で退職願を書きました。
4年いた会社だけど、すんなり辞めました。
社長は4ヶ月いて、後輩を育ててくれと言いますが、冗談じゃないです。
しかも、私の机をぜんぶ開けて、UFOキャッチャーの鍵も、私の資料も全部店長が事前に持って行ってしまったんです。
そして、私の机にアルバイトが座っていた・・・。
私が来たら、慌ててどいたけれど、精神が限界でした。
みんな私の退職を知っていて、影でコソコソ話しているし・・・。
私は店長の行為を非難して、即日辞める事ができました。
でも、心は傷ついていたんですよね・・・。
2ヶ月家で暴れて、夫に暴言を吐いたり、泣いたり・・・。
前に精神科に勤めている友達に、義姉の事で精神病院を探してもらった事があって、私は「病院に行こう」と決めました。
それが、2001年2月の事でした。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||